NBA史上最悪の1位指名選手、ラルー・マーティン

バスケットボールの聖地NBAでは、毎年スカウトたちの激しい調査と期待が注がれるドラフト。中でも1位指名は、将来のスーパースターになることが期待されるが、必ずしもそうとは限らない。その代表例の一人が、ラルー・マーティンだ。

1972年のNBAドラフトでポートランド・ブルズが全体1位で指名したマーティンは、当時211cmの長身センターとして注目を集めていた。しかし、プロでのキャリアは決して華やかなものではなかった。4シーズンでわずか138試合に出場し、平均得点は5.3点、リバウンド6.0という数字に留まった。

同年のドラフトには、のちに殿堂入りを果たすボブ・マキャロー(2位指名)や、強力な得点源として活躍したジュリー・アービング(12位指名)がいた。それだけに、マーティンを1位で選んだブルズの判断は、後になって「史上最悪の指名」とまで言われるようになった。

もちろん、当時の情報網は現代ほど発達しておらず、チームの戦略や即戦力の必要性も影響していた。それでも、マーティンの名前は今も「期待と現実のギャップ」を象徴する存在として、NBAの歴史に刻まれている。

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