無収入でも確定申告をしたほうがいい?

1年間、まったく収入がなかった場合、確定申告の義務はありません。たとえば失業中や無職の期間がずっと続いたという人は、税務署に申告書を提出する必要がないのです。

ただし、だからといって「何もしない」のはもしかしたら損かもしれません。確定申告をすることで、実は得するケースがあるからです。特に、国民健康保険や住民税の負担が軽くなる可能性があります。

なぜなら、これらの保険料や税金は前年の所得に基づいて決まるから。もし今年の所得がゼロでも、昨年の所得が高ければ、来年の負担は重くなってしまいます。でも、今年の所得状況をきちんと確定申告で報告することで、「今年は収入がなかった」という事実が記録され、翌年度の負担を抑えることができるようになるのです。

例えば、昨年まで会社員で、今年は仕事を辞めて無収入になったというケース。収入がゼロでも、確定申告をして「所得なし」を証明しておくことで、市区町村が負担額を再計算してくれる場合があります。結果として、国民健康保険の保険料が大幅に下がることも珍しくありません。

もちろん、申告しなくても法律違反にはなりません。しかし、少し手間をかけるだけで、来年の暮らしにゆとりが生まれるかもしれないのです。税務署への相談や、自治体の窓口で確認してみるのも安心ですね。

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