30代夫婦の貯蓄額、実際のところは?

30代の夫婦で「自分の貯蓄は多いのか、少ないのか」と気になっている人も多いのではないでしょうか。実は、この年代の貯蓄額には大きなばらつきがあります。

2022年の調査によると、30代の2人以上の世帯の貯蓄額の中央値は390万円です。これは、全世帯を貯蓄額の低い順に並べたときにちょうど真ん中に位置する金額を意味します。つまり、半分以上の世帯はこれ以上、もう半分はこれ以下の貯蓄しかしていないということになります。

一方、平均額は697万円と、中央値より大きく上回っています。この差には理由があります。平均額は、ごく少数の高額貯蓄世帯が全体を押し上げるため、実感とズレが生じやすいのです。

たとえば、同じ会社に勤めている友達夫婦が700万円貯めているからといって、焦る必要はありません。住宅ローンの有無、子供の有無、収入の差など、生活環境は家庭ごとに大きく異なります。

大切なのは、無理のない範囲で毎月コツコツと貯めること。ライフイベント(結婚、出産、住宅購入)に合わせて、貯蓄のペースを調整していくのが現実的です。貯蓄額の数字に一喜一憂するより、自分たちの生活に合ったお金の使い方を考えることが、長期的にはより大きな安心につながります。

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