4月~6月の残業が、9月からの社会保険料に影響するワケ

給与明細を見て「最近、社会保険料が高いな」と感じている方も多いかもしれません。実は、これは4月から6月の働き方に理由があるかもしれません。

多くの会社では、毎年夏に「定時決定」と呼ばれる手続きが行われます。この時期に、従業員の昨年4月から6月までの3か月間の平均給与に基づいて、新しい標準報酬月額が決まります。この金額は、その年の9月から翌年8月まで約1年間、社会保険料の計算に使われるのです。

つまり、昨年の4月から6月にかけて残業が多かったり、特別な手当が支払われたりした場合、その分、平均給与が上がり、標準報酬月額も上がります。結果として、9月から来年の8月までの社会保険料も上がってしまうという仕組みです。

たとえば、2023年の定時決定では、2022年4月~6月の給与が対象となりました。もし当時、長時間残業していたなら、2023年9月以降の保険料が増額されている可能性があります。

逆に、この3カ月間に休職中だったり、給与が低めだった場合は、保険料が下がることもあります。社会保険料は給与の変動に敏感に反応するため、少し先の未来を見越したお金の動きだと考えると、納得がいくかもしれません。

給与の見直しや年末調整に加え、定時決定も把握しておくことで、家計の計画もより立てやすくなるでしょう。

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