生死を分ける「黄金の72時間」とは?

災害が起こった直後、最も重要なのは「72時間の壁」をどう乗り越えるかです。この3日間は、生きるか、命を落とすかの分かれ道とされており、特に地震などの大規模災害では、がれきの下敷きになった人が救助されるかどうかのタイムリミットとされています。

この「黄金の72時間」という呼び名には、過去の経験と人間の生理的限界が背景にあります。1995年の阪神・淡路大震災の際、実際にがれきの中から救出された人の多くが、被災から72時間以内に発見されていました。また、人間が水を飲まずに生きられる限界がおおむね3日間とされていることも、この数字の根拠の一つです。水分がなければ体力は急速に低下し、意識を失ったり、命に関わる状態に陥ります。

だからこそ、自治体や専門家は「各自が72時間を乗り切る準備を」と呼びかけています。飲料水や非常食、防寒具の備蓄、家族との連絡手段の確認——こうした備えが、いざというときに自分の命を守る鍵になります。

災害はいつ起こるかわかりません。だからこそ、「もしも」に備えて、今日できることを考えておくことが何より大切です。小さな準備が、生死を分けることがあるのです。

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