日本シリーズに「第8戦」は存在するのか?

プロ野球の最高峰を決めるSMBC日本シリーズ。通常は「4勝先取」の7試合制で争われるため、スケジュールは第7戦までしか組まれていません。しかし、規約上「第8戦」が行われる可能性は十分に存在します。

その理由は「引き分け」の存在です。現行のルールでは、第7戦までに引き分け試合が発生し、どちらのチームも4勝に届かなかった場合、第8戦以降がタイブレークや勝敗が決するまで延長して行われることになっています。つまり、勝敗が完全に五分となった場合の最終決戦として、幻の第8戦が現実のものとなるのです。

実際に、日本のプロ野球史上、唯一この第8戦までもつれ込んだ伝説のシーズンがあります。それが1986年の第37回大会、西武ライオンズ対広島東洋カープの激闘です。この年は初戦が引き分けで始まり、その後広島が3連勝、追う西武が3連勝を記録。両者3勝3敗1引き分けという奇跡的な状況で第8戦が開催されました。結果は西武ライオンズがこの死闘を制し、見事に日本一の栄冠に輝いています。

近年の日本シリーズでも延長戦の末に引き分けとなる名勝負は度々生まれており、いつ再び第8戦が開催されても不思議ではありません。ファンにとってはハラハラする展開ですが、もし第8戦までもつれ込むようなことがあれば、まさに歴史的な瞬間を目撃することになるでしょう。

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