「桜桃」と書いて何と読む?
「桜に桃」という漢字の組み合わせを見たとき、あなたはなんと読みますか? 実はこれ、「さくらんぼ」と読むこともあれば、「おうとう」と読むこともあります。
その由来は古く、昔の日本では果実全般を「桃(もも)」と呼ぶことがありました。そのため、桜の木にできる小さな果実を「桜の桃」として、「桜桃」と表現するようになったのです。
現代では「さくらんぼ」という読みが一般的ですが、「おうとう」という音読みも存在し、特に漢字の趣きを感じさせます。春に桜の花が咲き、その後に赤い実がなる様子を思い浮かべると、「桜桃」という言葉の美しさがより伝わってきます。
ちなみに、さくらんぼは洋種のものが多く流通していますが、日本にも古くから「さくらんぼ」に近い実をつける野生の種が存在しました。江戸時代の文献にも「桜桃」の記述が残っており、日本人にとってなじみ深い果実の一つだったことがわかります。
次に桜の季節を迎えるとき、花だけではなく、その後に訪れる小さな赤い実のことを思い浮かべてみてはいかがでしょうか。漢字ひとつにも、歴史と自然へのまなざしが詰まっています。
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