アスパルテームの摂取量の目安
アスパルテームは、カロリーゼロや低カロリーの清涼飲料水、ガム、デザートなどに広く使われる人工甘味料です。甘さは砂糖の約200倍もあり、ごく少量でしっかり甘みを出せるため、多くの食品に利用されています。
その安全性については、長年にわたり検討が重ねられてきました。1981年、FAO/WHO合同食品添加物専門家委員会(JECFA)がアスパルテームの評価を行い、問題なく長期間摂取できるとされる「許容一日摂取量(ADI)」を、体重1キロあたり1日40mgと定めました。たとえば体重50kgの人の場合、1日に2000mg(2g)までがADI内に収まる計算です。
この基準は世界中の多くの国で参考にされており、日本の食品衛生法や欧州食品安全機関(EFSA)、アメリカ食品医薬品局(FDA)も同様の基準を採用しています。日常的な食品に含まれるアスパルテームの量は、ADIを大幅に下回っているため、普通の食生活では安全性に問題はありません。
2023年7月14日、世界保健機関(WHO)傘下の国際がん研究機関(IARC)がアスパルテームを「発がん性の可能性がある」とする見解を示しましたが、これは「リスクの有無」ではなく「科学的根拠のレベル」を示すもの。JECFAは引き続きADIの値を維持しており、適切な使用範囲内であれば安全とされています。
つまり、アスパルテームは使用量に注意すれば、安心して使える甘味料の一つです。
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