アメリカの救急車が有料になったのはいつから?

アメリカで救急車が有料になったのは、実は突然始まったわけではありません。多くの人が誤解していることですが、救急搬送に費用がかかる仕組み自体は、2014年以前から多くの地域で既に存在していました。2014年6月に大和総研の笠原滝平氏が指摘したのは、こうした有料化の傾向がより顕著になり、社会問題として注目され始めた時期の一つです。

アメリカでは、公共サービスの多くが民間委託されており、救急医療もその例外ではありません。都市部や郊外の自治体によって運営形態が異なり、無料で搬送する地域もあれば、数十万円に及ぶ請求が来るケースもあるのが現実です。特に保険に入っていない人にとっては、救急車の利用が大きな負担になることがあります。

実際に、体調を崩しても「お金がかかるから」と救急車を呼ばない人がいるほどで、医療へのアクセスの格差が指摘されています。2014年当時、この問題がメディアや研究機関の間で改めて注目されたことで、「アメリカの救急車=有料」というイメージが広まったと考えられます。

ただし、地域によっては税金で救急サービスを賄っているため、患者が直接支払う必要がないところもあります。つまり、アメリカ全土で一斉に「有料化」が始まったわけではなく、むしろ長年の制度の違いが表面化したというのが正確なところです。

日本のように救急搬送が原則無料の国と比べると、驚きを覚えるかもしれませんが、アメリカの医療制度の特徴の一つとして、こうした違いを理解しておく必要があります。

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