タンザニアの「四季」がない生活

日本では春・夏・秋・冬と、はっきりとした四季を楽しんでいますが、世界にはそのような季節の変化がない国もあります。たとえば、タンザニアでは、日本の四季とはまったく異なる気候が続いています。

タンザニアは赤道付近に位置するアフリカの国。年間を通して気温はあまり変わらず、日中の最高気温は約30度前後です。そのため、1年中がまるで「真夏」のような過ごしやすさ——むしろ、常に夏だと感じるほどです。季節の区切りは「雨」と「乾き」の2つ。3月から5月が大雨季で、雨が長く降り続きます。一方、11月から2月は小雨季。雨はありますが、それほど長くは続きません。

そのため、タンザニアの人々は「桜が咲く春」や「紅葉する秋」といった感覚ではなく、雨の多い時期、少ない時期で生活のリズムを調整しています。農作物の栽培も、この雨季と乾季のサイクルに合わせて行われます。

日本の四季が自然の移ろいを感じさせてくれるのに対し、タンザニアの季節感は、自然との共存と生活の知恵が詰まっています。気候は違っても、それぞれの土地に根ざした豊かな暮らし方があるのです。

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