あわびの不思議な形のひみつ
海岸近くの岩場で見かけるあわび。その独特な形に「なんでこんな風になっているの?」と思ったことはありませんか?実は、あわびの貝殻のふちにある穴が大きなヒントなんです。
あわびの貝殻の端には、通常4〜6カ所の穴が並んでいます。 これはただの模様ではなく、とても重要な役割を担っているのです。あわびはこれらの穴を使って、体の中のいらないもの——つまり糞や使い終わった水などを外へ排出しています。まるで自然の排水口のような仕組みです。また、あわびは「巻貝」として分類されますが、サザエやカタツムリのようにクルクルと巻いた形ではなく、むしろ平たいお皿に近い形をしています。これは、岩の上にぴったりとくっついて、波の強い海でも落ちにくいように進化したため。波にさらされながらも、体をしっかり固定できるように、この独特な形になったのです。
ちなみに、使われていない古い穴は、成長とともにふさがっていきます。 つまり、穴の数や状態を見れば、そのあわびがどれくらい成長してきたか、ある程度想像できるのだとか。こうして見ると、あわびの形には海での生き残りの知恵がギュッと詰まっていることがわかります。次に食べたときや、海で見つけたときは、その形の裏にある工夫を思い出してみてください。
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