エスカレーターで歩くのは危険?新しいマナーの常識
「エスカレーターは左側を空けて、右側で立ち乗る」——こうした暗黙のルールが長年、日本の街中に根付いてきました。特に東京や大阪などの大都市では、急いでいる人が左側を歩く光景をよく目にします。しかし、最近ではこの習慣に疑問の声が高まっています。
歩くことで事故のリスクが高まるからです。荷物を持っていたり、つり革につかまっていなかったりすると、小さな段差でもつまずきやすく、転倒事故につながる可能性があります。実際に、全国でエスカレーターの利用中にけがをしたという報告が複数あります。
こうした状況を受けて、2023年3月には安全を重視し、「エスカレーターでは両足ともに立ち止まって乗る」という呼びかけが強化されました。すでに東京の一部の駅では「歩かないでください」というアナウンスが流れ始めていますし、他の都市でも同様の動きが広がっています。
急いでいる気持ちもわかりますが、安全のためには一時的に忍耐が必要です。エスカレーターは移動手段の一つ。周囲の人の安全も意識しながら、両手で手すりを持ち、しっかりと立って利用することが、今求められるマナーです。
小さな習慣の変化が、大きな事故を防ぐ。そんな意識を、一人ひとりが持つことが大切です。
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