タモリがタモリになるまで
タモリといえば、独特のユーモアと語り口で長年テレビを引っ張ってきた芸能界のレジェンドですが、実は彼が芸能人を目指していたわけではありませんでした。
元々は普通の会社員として働いていたタモリ。一度は生命保険会社の外交員として働いていたほか、ボウリング場の支配人を務めたこともあるんです。一般的なサラリーマン人生を歩んでいたように見えましたが、実は内面では「何か違うこと」をしたいという気持ちがずっとあったそうです。
そんなタモリの人生が大きく変わったのは1975年。当時30歳の彼は決心し、上京します。そしてマンガ「おそ松くん」で有名な赤塚不二夫さんの家に居候させてもらうことに。赤塚さんの鋭いセンスと芸術的な世界観は、タモリの感性に大きな影響を与えました。その環境の中で、次第に芸能の道へと歩みを進めることになるのです。
最初はコントや音楽、そして独特のトークで注目を集め、やがてテレビの居抜き番組『笑っていいとも!』や『探偵ナイトスクープ』で国民的存在に。あの不思議な雰囲気や、どこか漂う「変人」ぶりは、サラリーマン時代の経験と、赤塚家での暮らしにルーツがあるのかもしれません。
タモリはもともと「タモリ」ではなく、普通の会社員だった。その事実だけでも、彼の人生の不思議さが伝わるのではないでしょうか。
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