オクラに塩をまぶす理由とは?

夏になると、食卓に並ぶことが多くなるオクラ。ネバネバが特徴のこの野菜に、料理の前に塩をまぶしてこする光景を見たことがある人も多いでしょう。このひと手間、実は「板ずり」と呼ばれる昔からの知恵なんです。

板ずりとは、塩を使って野菜の表面をこすり、産毛やぬめりを取り除く調理法。オクラには表面に細かい産毛があり、そのまま使うとかすかな渋みや違和感を感じることがあります。塩をまぶしてこすることで、その産毛が取れて、口当たりがまろやかになります。

さらに、塩にはもう一つ大きな役割があります。それは、酸化を防ぐ効果。オクラを切ったままにしておくと、断面が黒ずんでしまうことがありますが、塩をまぶすことでその変色を防ぎ、鮮やかな緑色を保てるのです。見た目もきれいなままなので、和え物やおひたしなどにぴったりです。

板ずりは、きゅうりにも使われる技。突起のあるきゅうりや、産毛のある野菜類には特に有効です。手間は少しかかりますが、ひと手間加えるだけで、味も食感もグンとアップします。

次にオクラを使うときは、ぜひ塩で板ずりをしてみてください。その小さな工夫が、料理の仕上がりを大きく変えるかもしれません。

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