オクラの名前の由来
私たちが日常的に食べる野菜「オクラ」。そのネバネバした食感は、和え物や煮物、天ぷらなどで楽しめます。実はこのオクラ、英語ではokraと呼ばれています。この名前、見た目もですが、発音もどこか親しみやすいですね。
実は「okra」という言葉には、長い歴史と旅路が隠されています。語源は西アフリカ・ガーナ周辺で使われている言語にあるとされ、現地の言葉で「nkuruma(クルマ)」という表現に由来すると言われています。これがアラビア語やヨーロッパの諸言語を通じて「okra」と変化し、やがて日本にも伝わったのです。
日本には明治時代に西洋野菜として導入され、1873年(明治6年)に刊行された『西洋蔬菜栽培法 開拓使蔵版』には「黄濁葵(トロロアオイ)」という名前で紹介されていました。当時としては珍しい野菜として、注目を集めたようです。しかし、いつの間にか「オクラ」という呼称が定着し、今ではすっかり日本の食卓に溶け込んでいます。
一見地味な野菜ですが、その名前の背景にはアフリカからヨーロッパ、アメリカを経て日本に至るグローバルなストーリーが詰まっています。次にオクラを食べるときは、その歴史も一緒に味わってみてはいかがでしょうか。
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