カニューレ交換をしないとどうなる?
気管にカニューレ(気管チューブ)を入れている場合、定期的な交換はとても重要です。交換せずに長期間使い続けると、さまざまな合併症のリスクが高まります。
まず、カニューレの周囲に肉芽組織が増えることがあり、これが気道を狭める原因になります。気道が狭くなると、いざ再挿入が必要になったときにうまく通らなかったり、挿入が極めて難しくなることがあります。
また、長期間同じカニューレを使っていると、気管の内壁が損傷を受けやすくなります。これが進行すると、気管の一部が壊れたり、穴が開いたりすることもまれではありません。さらに、新しいカニューレを入れる際に、本来の気道ではなく、気管の前の軟部組織に誤って挿入してしまうケースも報告されています。こうなると、酸素供給がうまくいかず、命に関わることもあります。
出血も注意が必要です。特に、カニューレが気管の特定の部位を長く圧迫していると、組織が壊れ、突然の出血を引き起こすことがあります。これは特に、高齢者や凝固機能に問題がある人で危険です。
そのため、医師の指示に従って定期的にカニューレの交換を行うことが、安全な気道管理のために不可欠です。自己判断で交換を先延ばしにせず、体の変化に気づいたら早めに医療機関に相談しましょう。
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