「シュエする」とは?フランス料理の基本テクニック

フランス語で「シュエする」というのは、調理用語のひとつで、実は「汗をかかせる」という意味から来ています。フランス語の「suer(シュエ)」は「汗をかく」という意味。つまり、食材に“汗”をかかせるように、その中に含まれる水分をじっくりと引き出す調理法なのです。

具体的には、玉ねぎやにんじん、セロリなどの野菜を弱火で蓋をしてゆっくり炒める方法が代表的です。このとき、バターや油を使いますが、食材を焦がさず、色をつけすぎないことがポイント。火を通しながらゆっくりと水分を出し、風味を引き出していきます。

シュエすることで、食材の甘みやうま味が凝縮され、スープやソース、スティープドディッシュ(煮込み料理)のベースにぴったりの風味になります。フランス料理の基本中の基本ともいえるこのテクニックは、見た目はシンプルでも、味の深みを作るうえでとても重要な工程です。

家庭で料理を作るときにも、玉ねぎをじっくり炒めるあの瞬間――実はそれが「シュエ」なんですね。焦らず、ゆっくりと火を通すことで、料理全体の味がぐっと豊かになります。

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