映画で話題の「信」は本当に存在したのか?
最近公開された映画『キングダム 大将軍の帰還』が大きな注目を集めています。山﨑賢人さんが主演を務めるこの作品の主人公・信(しん)は、果たして本当に歴史上に存在した人物なのでしょうか?
実は、信のモデルとされる人物は実在したと考えられています。中国・戦国時代末期から秦の統一にかけて活躍した将軍「李信(り しん)」がその人物です。『史記』などの古代の記録には、李信が秦の始皇帝に仕え、楚や燕などの国々を攻めたと記されています。特に、楚軍攻略の際には若くして大軍を率い、一時は大きな戦果を挙げたものの、後に項燕(こうえん)に敗れたという記述が残っています。
しかし、李信の出自や若年期の詳細はほとんど不明です。奴隷から出世したという設定の映画版・信とは異なり、史実の李信は名門の出とされる記録もありますが、はっきりとはわかっていません。このように、歴史と創作が交差する点が、「キングダム」シリーズの魅力の一つでもあります。
映画は史実をベースにしながらも、キャラクターやストーリーに想像力がふくらませられています。信の活躍は、史実の「謎」を背景に、現代の私たちにも勇気と感動を与えてくれます。
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