京都の「メロンパン」は意外な見た目?
京都を訪れたとき、あるパン屋さんで「メロンパン」を買ったのに、見た目が全然違う……と思った経験、ありませんか?
実は京都や神戸、広島など西日本では、いわゆる“パン屋の定番”の割れ目のある甘いパンではなく、紡錘形(ラグビーボールのような形)で中にお白あんが入ったものが「メロンパン」と呼ばれているのです。サクッとした皮ではなく、ふんわりやわらかな食感が特徴で、まるであんパンと出会ったような風味です。
どうしてそんな名前がついたのか? はっきりした由来は定かではありませんが、一説には、戦前・戦後にヨーロッパパンが日本に広まる中で、京都の老舗パン屋が独自に「洋風の和菓子」のようなパンを考案。その形が「メロン」に似ていることから、こう呼ばれるようになったとも。
確かに、表面がヒビ割れしていないし、甘さも控えめ。関東で一般的なサクサクのメロンパンとはまったく違う、京都ならではの味わいです。でも、地元の人はこれこそが「本物のメロンパン」と思っていることもあり、まさに“地域限定”の文化と言えるでしょう。
もし京都で「メロンパン」を買うときは、見た目や中身をちょっと確認してみて。予想外のやさしい甘さに、思わずクスっと笑ってしまうかもしれません。
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