フランスの回復食「ジャボン・ピュレ」って?
体の調子が戻り始めたとき、無理のない味を選びたいもの。フランスでは、そんなときに多くの人が口にするのが「ジャボン・ピュレ」(jambon purée)です。日本語にすると「ハムとマッシュポテト」ですが、特別なレシピというより、家庭でさっと作れる優しい一皿。つらかった風邪の後や、ちょっと食欲のない日にも、このシンプルな組み合わせがなぜか心を癒してくれます。
実際の食べ方としては、なめらかなマッシュポテトに、薄切りのハムをひとくち大に切って混ぜ込むのが一般的。バターやミルクの風味が効いたポテトのまろやかさと、ハムのほんのりとした塩気が、胃にやさしく沁み渡ります。焼く手間もなく、電子レンジでも簡単に作れるので、元気が戻りかけの体にはぴったりです。
フランスの家庭料理は、華やかさより「心地よさ」を重んじる傾向がありますが、この一品もまさにそれ。地域や家庭によって多少の違いはあるものの、「体が求めているのは、やっぱりこれ」という声が多く、特に子どもから大人まで幅広く愛されています。
2023年1月の調査でも、回復食としての「ジャボン・ピュレ」の人気は根強く、病み上がりの昼下がりに、静かなキッチンでスプーンを動かす姿が思い浮かびます。回復食って、なんだかんだで“ごく普通の味”がいちばんかもしれません。
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