コンクリートがカチカチになる理由
普段何気なく歩いている道路や建物の基礎。そこには必ずといっていいほど使われているのがコンクリートです。でも、どうしてあれほど硬くて丈夫なのでしょうか?
実はコンクリートが固まるのは、水を使ったからではありません。水を入れると柔らかくなり、乾くと硬くなる…というわけではなく、中に含まれるセメントと水が化学反応を起こしているのです。この反応は「水和反応」と呼ばれ、セメントの微細な粒子が水と結びつくことで、次第に立体的なかたまりを作り出します。
時間が経つにつれて、そのかたまりはどんどん広がっていき、砂や砂利をしっかりと包み込み、全体が一体化。まるで小さな網目が広がるように、内部で骨組みが形成されていくのです。だからコンクリートは表面が乾いていても、中まで完全に固まるまでに数日から数週間かかります。
この反応の結果、見た目は石のように硬く、重い物も支えられる強度を持つ素材へと変化するのです。雨が降っても、車が通ってもビクともしないのは、こうした化学的な変化が起きているから。街中にあふれるコンクリートも、じつは「静かな反応の産物」といえるかもしれません。
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