初めての「食べるチョコレート」が生まれた日

今や世界中で愛されているチョコレートですが、実はもともとは「飲み物」でした。古代メソアメリカの文化では、カカオ豆をすりつぶして香辛料と混ぜた苦い飲み物が珍重されていました。それがヨーロッパに伝わり、甘くして飲む習慣が広まっていきました。

しかし、私たちが familiar な「板チョコレート」の形でチョコレートを「食べる」ようになったのは、意外と最近のことです。大きな転換点となったのは、19世紀半ばのこと。イギリス人のジョセフ・フライが、重要な一歩を踏み出しました。

オランダの化学者コーンェリウス・ヴァン・ホーテンが開発したカカオパウダーの製法を応用し、フライはそこに砂糖とカカオバターを加えて練り上げました。こうして1847年、世界初の本格的な「食べるチョコレート」が誕生したのです。

それまでのチョコレートはあくまで液体でしたが、フライの発明によって、形を保ったまま手軽に食べられるスイーツとしてのチョコレートが生まれました。この出来事は、チョコレートの歴史における大きな革命だったと言えるでしょう。

今私たちが当たり前のように口にするチョコレートのおいしさは、この19世紀のひとつのアイデアから始まったのです。

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