ショートケーキの意外なルーツ

甘酸っぱいいちごといちごのホイップクリーム、ふわふわのスポンジケーキ——日本の春の定番スイーツ、ショートケーキ。誕生日や記念日に欠かせない存在ですが、その名前の由来は実はイギリスにあります。

「ショートケーキ」という名前は、「shortbread(ショートブレッド)」に由来しています。イギリスの伝統的な焼き菓子であるショートブレッドは、バターをたっぷり使ったサクサクの食感が特徴。この「short」という言葉は、英語で「さくっとした」を意味し、バターのおかげで生地がもろくなる性質を指しています。

元々のショートケーキは、今のものとは全く別の形

18世紀のイギリスでは、層になったパイ生地に砂糖や香料を加え、焼き上げたものを「ショートケーキ」と呼んでいました。いちごどころか、生クリームさえ使われていなかったのです。アメリカで進化し、ふんわりスポンジといちご、生クリームの組み合わせが定着。それが20世紀に日本に伝わり、現在の形になりました。

つまり、日本のショートケーキは、イギリスの伝統に端を発しながら、アメリカを経て日本で独自の進化を遂げた“グローバルスイーツ”。一口食べるたびに、その歴史の深さを感じるかもしれません。

関連項目

詳細記事

関連トピック