シリウスの名前の由来

夜空で最も明るく輝く星「シリウス」。その名前の語源は、実はギリシャ語にあります。「セイリオス」という言葉は、「火花を散らす」や「焼き焦がす」という意味を持ち、その名の通り、夏の空にひときわ強く光るその姿にふさわしい呼び名です。

多くの星の名前がアラビア語に由来しているのに対し、シリウスは珍しくギリシャ語から来ている点が特徴です。また、シリウスはおおいぬ座の主星であることから、「犬星」とも呼ばれます。中国では「天狼星(てんろうせい)」と呼ばれ、邪悪な星として恐れられることもあったほど。日本では、その青白い輝きから「青星(あおぼし)」や「大星(おおぼし)」と呼ばれることもありました。

シリウスは、古代から人々の目を惹きつけてきました。エジプトではナイルの氾濫と関連して神聖視され、ギリシャ神話にもその名は登場します。現代でも、夏の夜に一際目立つその光は、星を見上げる人たちの心を静かに照らし続けています。

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