多摩動物公園のマレーバク「ハク」が死亡

多摩動物公園で暮らしていたマレーバクの「ハク」が、2024年4月26日午前11時、死亡が確認されました。享年10歳。動物園によると、ハクは4月25日に体調を崩し、すぐに治療が開始されましたが、回復せず、翌日にその命を落としてしまいました。

死因は「腸重積(ちょうじゅうせき)」

この度の死因は、「腸重積」という病気でした。これは、腸の一部が他の腸の中に侵入してしまう重積現象で、深刻な腹痛や血便、嘔吐などを引き起こします。特にバクのような大型哺乳類では、発見が遅れると命に関わることも少なくありません。ハクの場合は、急に体調が悪化したため、動物園側も迅速に対応しましたが、残念ながら助けることはできませんでした。

ハクは日本で生まれた貴重な個体で、来園者からも人気がありました。大きな体と独特な模様が特徴のマレーバクは、絶滅危惧種に指定されており、繁殖や保護の取り組みが世界的に進められています。ハクの死を受けて、多摩動物公園には多くの寄り添う声が寄せられています。

現在、同園のマレーバクはオス2頭、メス3頭となりました。動物園では今後も、残された個体たちの健康管理に全力を尽くすとともに、ハクの死を通じて得られた知見を、今後の飼育管理に活かしていく方針です。

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