インフレ、デフレ、スタグフレーションの違いとは?
経済の話になると、「インフレ」「デフレ」「スタグフレーション」といった言葉をよく耳にするが、いったい何が違うのか、意外とあいまいな人も多いのでは?
インフレとは、物価がじわじわと上昇していく状態のこと。たとえば、昔100円で買えたカップ麺が今では130円になっている…という具合だ。ある程度のインフレは経済が活発になっている証拠で、多くの国が「2%程度のインフレ」を目指している。一方、デフレはその逆。物価が下がり続ける状態だ。一見「安いほうがお得」と思うかもしれないが、これが長く続くと「また少し安くなるかも」と人々が先延ばしにしはじめ、消費が減ってしまう。企業の売上も減り、給料も上がらず、さらに消費が冷える…という悪循環に陥る。日本が1990年代以降、長く苦しんだのがこのデフレだ。
そして最も厄介なのがスタグフレーション。これは「景気後退(スタグネーション)」と「物価上昇(インフレ)」が同時に起きる状態。つまり、景気は悪いのに、物価だけがどんどん上がる。給料は増えないのに、食料品やエネルギーの値段だけ高騰する——まさに「悪いインフレ」といえる。
2022年ごろ、ロシアのウクライナ侵攻やコロナ後の需要回復の影響で、世界の一部でスタグフレーションの懸念が高まった。経済のバランスをとるのは、まるで綱渡りのようだ。
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