キスによって扁桃腺炎になるのはなぜ?

「キス病」とも呼ばれる伝染性単核球症は、実はEBウイルス(Epstein-Barrウイルス)が原因で起こる病気です。このウイルスは唾液に多く含まれており、キスや飲み物の回し飲み、食器の共用などを通じて感染します。特に若い世代の間で「恋の病」と言われる所以は、キスが主な感染経路だからです。

一度このウイルスに感染すると、多くの人が生涯続く免疫を獲得するため、再び同じ病気にかかることはほとんどありません。しかし、免疫力が低下しているときなどは、まれに再感染や症状が出ることがあります。

感染してもすぐに症状が出ないのが特徴で、潜伏期間はなんと6~8週間。そのため、誰からうつったのか分かりにくいことも。発症すると38~39度の発熱、のどの痛み、扁桃の腫れ、疲労感などが長期間続きます。

無症状の人が約15~20%いるため、自分は大丈夫と思っていても、実は他人にうつしている可能性もあります。特にティーンエイジや20代前半の若年層に多く見られます。

普段の生活では、他人との飲み物の共有を避けたり、手洗いを徹底したりすることが予防の基本。キスは愛情の表現ですが、体調が優れないときは少し気をつけて。健康を守るちょっとした心配りが、大切な人を守ることにもつながります。

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