ココアとチョコレート、同じようで違うその正体

「ココアとチョコレートって同じもの?」と聞かれることがありますが、実は作り方は似ているものの、全く同じとは言い切れません。どちらもカカオ豆が原料なのには間違いありません。

カカオ豆はまず発酵・乾燥され、その後、皮を取り除いて炒んでからすりつぶされます。この工程で作られるペースト状のものをカカオマスと呼びます。ここに、ココアバター(カカオ豆に含まれる天然の油脂)、砂糖、ミルクなどを加えて固めたものが、私たちがよく知るチョコレートです。つまり、チョコレートはカカオマスにさまざまなものを加えて作られる「加工品」なのです。

一方、ココアはカカオマスから一部のココアバターを取り除いたあと、粉末にしたものです。油脂分が少なく、飲み物として使いやすいようになっているのが特徴。砂糖や牛乳を入れて飲むことも多いですが、純粋なココアパウダー自体はかなり苦い味わいです。

つまり、チョコレートはココアの仲間と言い換えられるくらい、関係は深い。でも、ココアはあくまで「粉」、チョコレートは「固形のお菓子」という違いがあります。どちらもカカオの香りと風味を楽しめる、大人も子どもも好きな味ですが、用途や成分は意外と違うのですね。

関連項目

詳細記事

関連トピック