生ハムに注意すべき食中毒菌・リステリア
生ハムやナチュラルチーズ、スモークサーモンなどの保存食を楽しむ場面は多いですが、それらには意外なリスクが潜んでいることがあります。特に注意したいのがリステリア・モノサイトゲネスです。
この細菌は、自然界に広く分布しており、土壌や河川水、動物の腸内などに存在します。そのため、加工過程で食品が汚染されやすく、冷蔵環境下でも増殖するという特徴があります。つまり、冷蔵庫に入れていても安全とは限らないのです。
欧米では、生ハムやソフトチーズを原因とするリステリアによる集団食中毒が過去に何度も報告されています。日本ではまだ大規模な発生は少ないものの、高齢者や妊婦、乳幼児など免疫力が低下している人にとっては特に危険です。妊婦が感染すると流産や早産につながるケースもあり、油断はできません。
対策としては、生ハムをはじめとする生ものやレady-to-eat食品は、できるだけ早めに食べきること。長期間保存せず、食べる前に加熱処理をするのも有効です。食品の取り扱いにはいつもより少し気を配るだけで、リスクは大きく減らせます。
安心しておいしさを楽しむためにも、リステリアの存在を頭の片隅に置いておきましょう。
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