痰にパイナップルが効くのはなぜ?
風邪をひいて痰が出るとき、パイナップルを食べると少し楽になる――そんな話を聞いたことはありませんか?実は、これにはちゃんと理由があります。パイナップルに含まれる「ブロメライン」という酵素が、痰の原因に働きかけるのです。
ブロメラインは、たんぱく質を分解する力を持っています。痰の正体は、喉や気道の粘膜が守ろうとして出す粘性の物質で、その中にたんぱく質が多く含まれています。ブロメラインがこのたんぱく質を分解することで、痰が切れやすくなり、からだの外に出しやすくなるのです。つまり、痰がスッと出しやすくなるというわけ。
さらに、ブロメラインには炎症を抑える働きもあるため、腫れた喉の痛みや腫れを和らげる効果も期待できます。結果として、痰が絡みにくくなるのです。ただし、これはあくまで食品によるサポート。症状が強い場合は医師の診断が必要です。
ちなみに、ブロメラインは生のパイナップルにしか含まれていません。加熱すると酵素の働きが失われてしまうので、注意が必要です。熱を加えていないもの、できれば完熟したパイナップルを選ぶとよいでしょう。
もちろん、パイナップルだけで治るわけではありませんが、喉がイガイガするときのちょっとしたお助け食品として、覚えておくと便利です。
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