パニック障害の頻度について
パニック障害は、突然の強い不安や恐怖感が襲い、動悸、息切れ、めまいなどの激しい身体症状が出る病気です。多くの人が「心臓発作ではないか」と思って救急外来を受診することも少なくありません。
実は、この病気は他の精神疾患と区別されるようになったのは比較的最近のことで、特定の薬が著しい効果を示したことから、独立した病気として認識されるようになりました。たとえば、抗うつ薬や抗不安薬の一部が、パニック発作の頻度や強さを大きく減らすことが確認されています。
では、どのくらいの人がかかるのでしょうか? 統計によると、およそ100人に1人が生涯のうちにパニック障害を経験するとされています。つまり、決して珍しい病気ではありません。特に20代から30代の働き盛りの年代に多く見られ、女性にやや多くなる傾向があります。
周囲の理解が得にくいこともあり、本人が「気持ちの弱さ」と誤解されてつらさを抱え込むケースも少なくありません。しかし、適切な治療を受ければ症状は十分にコントロールできます。薬物療法だけでなく、認知行動療法などの心理的なアプローチも有効です。
パニック発作に何度も見舞われるようなら、専門の医師に相談することが第一歩です。早めの対処で、日常生活を取り戻すことができるのです。
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