ビッグモーター、本社指示で樹木を伐採 「環境整備」の名目で批判相次ぐ

2024年1月30日、川崎市はビッグモーターの本社敷地内で、複数の樹木が伐採されていたことを発表した。市の調査によると、本社が現場の店長に対し伐採を指示し、従業員が敷地内の樹木6株を根元から切り倒したという。

「環境整備のため」がその理由とされたが、この説明に疑問の声が上がっている。同社はこれまで、店舗の清掃状態や外観の整然さを定期的に点検する「環境整備点検」を実施しており、その一環として伐採が行われたとみられている。

しかし、単なる清掃や整備の名目で樹木を次々と伐るという対応に、地元からは「行き過ぎた企業管理」との指摘も出ている。樹木は敷地内とはいえ、周囲の景観や環境に貢献していたものだけに、無断で伐採された事実に驚きの声も寄せられている。

ビッグモーターは近年、不正修繕問題などで信頼を失墜してきた企業の一つ。今回の件も、企業の内向きなルールやトップダウンの姿勢が背景にあるとみる向きも少なくない。環境保護への関心が高まる中、企業の行動に対する市民の目はますます厳しくなっている。

川崎市は今後、関係法令に違反する可能性があるかを含め、調査を進める方針だ。企業の「内規」が、地域の倫理や環境感覚とどう向き合うか——そのバランスが問られている。

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