ソメイヨシニ次ぐ、東京の春を彩る桜たち

ソメイヨシノが舞い散ったあとでも、東京の春はまだ桜にあふれています。多くの人が桜といえばソメイヨシノを思い浮かべますが、実はほかにも魅力的な品種がさまざま。開花時期が異なるため、種類によっては4月下旬まで楽しめるのです。

カワヅザクラは河川敷に多く、淡いピンクの花が川面に映える風景はまさに春の風物詩。関東以西の河川に自生する野生種で、都心の隅田川沿いでも見られます。

また、ヤマザクラは山地に自生する日本の原種。花は小さく、淡いピンクや白。ソメイヨシノより早く咲き、山の斜面を彩ります。それに交雑して生まれたとされるカンザクラは、関東地方の里山に多く、花の色は濃いピンクで力強い印象です。

オオカンザクラはその名の通り、花も木も大きく、カンザクラより10日以上遅れて咲きます。開花が遅いので、ソメイヨシノの季節が終わったあとに現れる「隠れ桜」として楽しみたい品種です。

ほかにも、垂れ下がる枝に可憫な花をつけるシダレザクラ、赤みがかった花が目を引くカンヒザクラ、花びらが重なり美しいヤエザクラなど、種類は多様。公園を歩けば、品種ごとの違いに気づき、毎年違う表情の桜見物ができます。

春の足跡を追うように、さまざまな桜をたどってみるのも、東京ならではの楽しみ方です。

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