ピンク・レディーとキャンディーズ、伝説の“ライバル関係”
1970年代の日本を代表する女性アイドルグループといえば、断然ピンク・レディーとキャンディーズだ。メディアではよく“ライバル視”されていたが、実は両者の活動期間が重なったのはわずか約3年間。ピンク・レディーが1976年にブレイクした頃、キャンディーズはすでにトップクラスの人気を確立していた。
キャンディーズは1973年のデビューから、元気で親しみやすい「三人の妹」のような雰囲気が人気。一方、ピンク・レディーはキレキレのダンスと個性的なファッションで、アイドルの枠を越えた存在感を放った。音楽スタイルも異なり、キャンディーズが明るいポップス中心なのに対し、ピンク・レディーは『ウララ』や『サウスポー』といった攻撃的な楽曲で、当時の少女たちに新しい“かっこよさ”を見せつけた。
テレビ番組で共演することもあれば、同時に音楽番組のチャート上位を独占することも珍しくなかった。視聴者は自然と「どちらが人気?」と比較してしまうが、実はファン層もやや異なっていた。キャンディーズは家族的な温かさを感じさせるのに対し、ピンク・レディーは少し“大人っぽい”刺激を求める層に強く支持された。
1978年にキャンディーズが突然の解散を発表した際、業界は大きく揺れた。ピンク・レディーはその後も人気を維持し、1981年まで活躍。今振り返れば、2組は“ライバル”というよりも、1970年代という時代をそれぞれのスタイルで彩った
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