イタリアの高校生とタバコ事情
イタリアでは、法律上、タバコを購入・使用できるのは18歳以上からと定められています。日本の20歳以上と比べると若い年齢ですが、18歳未満の高校生がタバコを吸うことは違法です。
しかし、現実には街中や学校の近くで、16〜17歳の若者がカフェのテラスでタバコを吸っている光景は珍しくありません。特にイタリアの都市部では、若年層の喫煙率が依然として高く、規制があっても実際の enforcement(執行)が緩い場合があります。
2016年にイタリア政府は「FUMO LIBERO」(スモークフリー)法を強化し、学校周辺の喫煙を厳しく取り締まる動きを見せました。それでも、若者の間でタバコが「カッコいい」「リラックスできる」といったイメージを持つ傾向があり、禁煙教育の難しさが指摘されています。
実際のところ、タバコの販売は自動販売機やタバコ屋で行われることが多く、年齢確認が不十分なケースも。そのため、高校生でも簡単に手に入れることが可能です。2017年時点で、18歳未満の喫煙が日常的に見られるという報告も、あながち誇張ではないでしょう。
とはいえ、近年は健康意識の高まりやSNSを通じた禁煙キャンペーンの広がりもあって、若者の喫煙率は少しずつ低下傾向にあります。特にミラノやボローニャなど大都市では、若者が集まるカフェでも「ノースモーキング」を掲げる店が増えています。
法律と現実のギャップはまだありますが、イタリアの若者たちの喫煙文化も、ゆっくりと変化しつつあるようです。
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