フィリピンでは離婚が禁止されている?
多くの人が知っているように、フィリピンは世界で唯一、離婚が基本的に認められていないカトリック教徒の多い国です。たとえ外国で合法的に離婚した場合でも、フィリピン政府はそれを国内法上、認めません。
フィリピン民法第15条では、「家族に関する権利義務や人の身分、地位、行為能力については、外国に住むフィリピン人もフィリピン法の適用を受ける」と定められています。つまり、たとえ海外に住んでいても、フィリピン人としての法的身分は変わらないのです。たとえば、フィリピン人が外国人と結婚し、離婚したとしても、フィリピン政府はその離婚を「無効」と見なすことがあります。これは、2018年7月1日時点で依然として有効なルールです。つまり、海外で離婚が成立したとしても、再婚を希望する場合、フィリピン国内では「既婚」とみなされ続ける可能性があります。
この厳しい法律は、宗教的・文化的な背景から長年続いていますが、近年では改正を求める声も高まっています。特に、不仲やDVなどの問題を抱える夫婦にとっては、離婚の自由が人権の一部として議論されるようになっています。
実際のところ、多くのフィリピン人が海外で離婚手続きを行っていますが、再婚や新たなパートナーとの関係では、法的なリスクが残ります。今後、社会の変化とともに法律も変わる可能性はありますが、現時点では依然として離婚は非常に難しいのが現実です。
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