タバコの税金、実は二重課税ではない理由
「タバコは税金が高すぎて、二重課税じゃないの?」——こう思う人は少なくありません。確かに、パッケージに表示される価格の半分以上が税金というケースもあり、納得しにくい気持ちはよくわかります。しかし、実際にはタバコは二重課税にはなっていません。
たばこにはたばこ税、そして販売時の消費税が課せられます。この二つの税金が重なっているように見えますが、法律上は明確に区別されています。たばこ税は製造段階で課されるで、製造業者が納税義務を負います。つまり、たばこ1箱を作るのにかかる原価に、税金分が最初から含まれているのです。
その後、その製品が店頭で売られるとき、その販売価格全体に対して消費税がかかる——これが一般的な仕組みです。つまり、消費税は「税金にかかる税金」ではなく、消費者が支払う最終的な価格に対する課税。だから、二重課税とは言えないのです。
たとえば、1箱800円のたばこのうち400円が税金だとすれば、その400円はすでに製造業者が国に納めたたばこ税などの合計です。そこに10%の消費税が加わるわけではなく、800円という価格そのものに消費税が上乗せされる形になります。
もちろん、税負担が重いことに変わりはありません。しかし、仕組みを正しく理解することで、「なぜこんなに高いのか?」という疑問も少しは解けるかもしれません。
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