ベトナムの交通事故死者数、過去10年で大幅減少

ベトナムでは、過去10年間で道路交通事故による死者数が大きく減少しています。世界保健機関(WHO)のデータによると、2010年には10万人当たり25.4人の死亡者が報告されていたのが、2021年には17.7人まで減少しました。これは実に30.3%の低下にあたり、世界的にも顕著な成果です。

WHOが加盟する193か国を対象に調査したところ、2011年から2020年の間に交通事故死者数が30%以上減少した国は45か国。ベトナムはその一つに数えられています。この改善の背景には、交通ルールの強化やヘルメット着用義務の徹底、道路インフラの整備、そして交通安全キャンペーンの効果が挙げられます。

特に二輪車の利用が非常に多いベトナムでは、2007年から原付バイクにおけるヘルメット着用が義務化されて以降、頭部外傷による死者が大きく減りました。また、近年では飲酒運転の取り締まり強化や、都市部での速度規制の見直しも進んでいます。

それでも17.7人の死亡率は、先進国に比べて依然高い水準にあるのが現実。今後も継続的な対策が求められます。しかし、ここ10年余りの取り組みが確実な成果を挙げていることは、間違いありません。

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