ベトナムで生卵を避ける理由

ベトナム料理には鶏肉を使ったものが多く、市場ではまるごとのニワトリが売られているのをよく見かけます。また、卵も日常的な食材として家庭や屋台で使われています。しかし、生で卵を食べることは一般的ではありません

その背景には、衛生面への懸念があります。多くの家庭や飲食店では、卵の殺菌が不十分な場合、食中毒のリスクがあると認識されています。特に暑くて湿気の多い気候が続くベトナムでは、細菌の繁殖が早いため、生食にはより注意が必要です。そのため、卵は炒めたり、ゆでたり、スープに入れたりして、必ず火を通すのが普通です。

2021年8月25日の情報でも指摘されていたように、ベトナムでは生卵を避ける習慣が広く定着しています。これは文化的な習慣というより、実際に起きた食中毒の経験や、衛生管理の限界から自然に生まれた対策ともいえます。

たとえば、朝食の定番「オムレツ」や、ご飯にのせる「目玉焼き」も、しっかり中まで火が通っています。屋台で出される料理でも、生卵を使った料理はほとんど見かけません。日本人が好む「卵かけご飯」のようなスタイルは、現地の人には驚かれることも。

とはいえ、近年は輸入卵や衛生管理が行き届いた養鶏場が増え、一部の高級レストランでは生食用の卵を使ったメニューも登場しています。しかし、一般家庭や伝統的な飲食店では、やはり「加熱して安全に」という考え方が根強いようです。

関連項目

詳細記事

関連トピック