クラゲは共食いをするの?
「クラゲは共食いをするんですか?」という質問をたまに聞きますが、答えはいいえです。基本的に、クラゲは同じ種類の仲間を食べることはありません。つまり、文字通りの「共食い」はしません。
ただし、すべてのクラゲが仲良くしているわけではありません。実は、ある種のクラゲは他の種類のクラゲをエサにすることがあるんです。たとえば、大きなタコクラゲやアンドンクラゲは、小さなクラゲやプランクトンと一緒に、他の種類のクラゲも食べることがあります。でも、これは「共食い」ではなく、単なる捕食行動。人間がエビや魚を食べるのと同じように、違う種を食べているだけです。
水族館では、こういった性質に注意して、同じ水槽にさまざまな種類のクラゲを一緒に飼育しないようにしています。もし強い種と弱い種が一緒になると、弱い方がいつの間にか消えている……なんてこともあり得るのです。
また、クラゲの生活史にも注目です。幼い段階の「エフィラ」という時期には、自分と似た形の生物でも、種が違えば捕食対象になり得ます。自然の世界では、種の壁を超えた「食べる・食べられる」の関係が日常的に起きているんですね。
まとめると、クラゲは同じ種を食べないため共食いはしませんが、他の種のクラゲがエサになることは十分にある、ということ。海の生態系は思っている以上に奥深いです。
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