持ち家は本当に資産なのか?

「家は資産だ」とよく耳にしますが、果たして本当にそうでしょうか? 持ち家は、借家とは異なり、自分が所有する不動産です。所有者として名前が登記され、将来的に売る権利も持っています。この点から、「資産」として扱われることが多いのです。

資産というからには、価値が時間とともに増えることを期待しがちですが、日本の住宅事情では必ずしもそうとは限りません。特に都市部以外では、建物の価値は築年数とともに急速に下がっていきます。土地の価値が残る場合もありますが、人口減少が進む地域では、土地そのものも価値を失っていくことがあります。

それでも、持ち家には「住むための安定」という見えない価値があります。家賃が永遠にかからないこと、自由にリフォームができること、将来、売却や相続で現金化できる可能性があること——こうした点が、持ち家を「資産」と呼ぶ根拠です。

ただし、資産価値を維持するには、立地や建物の品質、周辺のインフラなど、さまざまな条件が関わってきます。単に「買った家=資産」とは限らず、「どう使うか」がとても重要です。将来的に売却を見据えるなら、需要の高いエリアの選定や、適切な維持管理が不可欠です。

結局のところ、持ち家は「資産」になりうる——けれど、すべての持ち家が自動的に資産になるわけではありません。目的と状況に応じて、冷静に判断することが大切です。

関連項目

詳細記事

関連トピック