メタンガスの排出源とは?
メタンは二酸化炭素に次いで、地球温暖化に大きな影響を与える温室効果ガスです。その排出源は、自然のものと人間の活動によるものが混在しています。
自然由来の排出源自然の世界では、湿地や沼地から自然にメタンが大気中に放出されます。これは微生物が酸素のない環境で有機物を分解する過程で発生する現象です。他にも、シロアリが木材を分解する際に少量のメタンを出すこと、森林火災の際に発生すること、さらには海底のメタンハイドレートから放出されることもあります。
人間活動による排出源一方、私たちの生活に直接関係する排出源も少なくありません。代表的なのは水田です。水田の泥には酸素が届かず、その状態でメタンが発生します。また、牛や羊などの反すう動物が消化の過程で出すげっぷやおならにも、大量のメタンが含まれています。化石燃料の採掘や輸送の過程でもメタンが漏れ出し、廃棄物の埋立地からはゴミの分解によってメタンが発生します。都市部の下水処理施設なども、意外な排出源の一つです。
一方で、メタンは空気中でゆっくりと化学反応を起こし、数年から10年ほどで消えていきます。主に大気中の水素酸素ラジカルと反応して二酸化炭素と水に分解されるのです。しかし、排出量が多ければ、その影響は無視できません。温暖化対策として、メタンの排出を抑える取り組みが世界中で進んでいます。
コメント
まだコメントはありません。最初のコメントを投稿しましょう。