モナ・リザ、かつて日本にやってきた
レオナルド・ダ・ヴィンチの代表作『モナ・リザ』が日本を訪れたのは、1974年のこと。この名画が海外に展示されたのは極めてまれなことですが、日本の国民に特別な機会が与えられたのは、当時の田中角栄首相とフランスのジョルジュ・ポンピドー大統領との会談をきっかけに実現しました。
1973年9月にその来日が正式に決まり、翌1974年に東京国立博物館で公開されたのです。当時、多くの人々がその神秘的な微笑みを一目見ようと、長蛇の列を作りました。『モナ・リザ』は来日後、ロシアのモスクワにあるプーシキン美術館にも運ばれ、その後、再び故郷のパリ・ルーブル美術館に戻っています。
この来日は、日仏文化交流の象徴ともいえる出来事で、美術史に残る大きなニュースでした。今ではルーブル美術館の守りが厳重なため、『モナ・リザ』が再び日本に来ることは、非常に難しいとされています。そのため、当時実際に鑑賞した人々にとっては、まさに「歴史に触れた瞬間」と言えるでしょう。
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