HSPの人がうつになりやすい理由
「落ち着きたいのに、なぜか心がざわつく」「いつも周りの反応が気になってしまう」――このような感覚を日常的に抱える人は、HSP(Highly Sensitive Person:感受性が強い人)である可能性があります。HSPの人は、一見すると繊細さが「弱点」に見えることもありますが、実はそれは脳の働きによる自然な反応なのです。
扁桃体が敏感に反応するHSPの人の脳では、感情や危険を感知する「扁桃体」という部分がとても活発に働いています。そのため、ちょっとした変化や他人の態度のニュアンスにも敏感に反応し、無意識に警戒モードが続きやすくなります。これが長く続くと、心はすり減っていきます。
ストレスホルモンの影響さらに、HSPの人は「ノルアドレナリン」や「コルチゾール」といったストレスに関係する物質を出しやすい傾向にあります。これらのホルモンは、緊張を高めたり、不安を感じやすくしたりするため、知らず知らずのうちに心に負担がかかっているのです。
結果として、HSPの人は周りと同じような生活を送っていても、心のエネルギーをより多く使ってしまうため、疲れやすく、うつ状態になりやすいといえるでしょう。重要なのは、それを「自分が弱いから」と責めるのではなく、「自分は深く感じ取れる人なんだ」と理解し、無理をしないリズムで生活することです。自分に優しくすることが、何よりの予防になります。
コメント
まだコメントはありません。最初のコメントを投稿しましょう。