「忍者熊」OSO18、ついに駆除される

北海道・標茶町や厚岸町で、2019年から約4年間にわたり66頭の牛を襲ったヒグマ「OSO18」が、ついに駆除されました。地域の酪農家たちにとっては長年にわたる恐怖の象徴であり、警戒心が強く、罠にもかからないことから「忍者熊」の異名を持っていたこの個体は、これまで一度も写真に撮られたことがないほど、その存在が謎に包まれていました。

OSO18は人里に近い林道や農地周辺を巧みに動き、夜間に牛を襲撃する様子が確認されていました。専門家によると、成体のオスヒグマで、体重は300キロを超える大型だったとみられています。警戒心が強く、罠に近づいても慎重に様子を見る姿が目撃され、駆除作業は長引いていました。

しかし2023年8月22日、ようやく地元の猟友会と環境省の共同作戦により、OSO18は罠にかかり、その後の判断で駆除が決定されました。熊の行動範囲は広く、近年では人間との衝突が増加していますが、今回のケースは特にその知能の高さと生存能力の強さが注目されました。

地元住民からは「やっと安心できる」といった声が聞かれますが、一方で、自然と共存する難しさも改めて浮き彫りにされました。今後は、熊とのつき合い方をどう考えるか――その教訓を残して、OSO18の物語は幕を閉じました。

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