なぜスイスは「スイス」と呼ばれる?
私たちはよく「スイス」という名前を使いますが、そもそもこの国名はどこから来たのでしょうか?実は、「スイス」という名前は、スイス連邦の建国を支えた3つの原州の一つである「Schwyz(シュヴィーツ)」に由来しています。
13世紀末、現在のスイス中部に位置するシュヴィーツ州は、ハプスブルク家からの独立を守るために、ウリ州とウンターヴァルデン州とともに同盟を結びました。この1291年の同盟が、現在のスイス連邦の出発点とされています。当時、この地域の人々は「シュヴィーツの人々」と呼ばれることが多く、それが次第に地域全体の名前になっていきました。
周辺の国々がこの地を指す際に「Schwytz」「Suisses」「Switzerland」といった形で呼び始め、やがて日本語にも「スイス」として取り入れられたのです。ちなみに、スイス国内ではドイツ語で「Schweiz」、フランス語で「Suisse」、イタリア語で「Svizzera」と言い、国名も多言語国家ならではの多様さを持っています。
つまり、「スイス」という名称は、ひとつの小さな州の名前が、やがて国全体の象徴になった、歴史の積み重ねの賜物だったのです。
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