メソポタミアとエジプト、古代文明はどちらが古かったのか?

人類の歴史を語るうえで欠かせない世界4大文明。その中でも特に有名なメソポタミア文明エジプト文明ですが、「実際にどちらが先に始まったのか」という疑問を持つ方は少なくありません。

結論から言うと、歴史がより古いのはメソポタミア文明です。

ティグリス川とユーフラテス川の間に広がったメソポタミア地域では、紀元前7000年頃にはすでに農耕や牧畜を行う定住生活が始まっていたとされています。一方で、ナイル川の恵みによって栄えたエジプト(下エジプト)において、農耕や牧畜といった新石器文化が本格的に定着したのは紀元前5000年ごろのことです。つまり、エジプト文明の始まりはメソポタミアよりも約2000年ほど遅れていたことになります。

メソポタミアでシュメール人たちが粘土板に楔形文字を刻み、都市国家を築いていた頃、エジプトはまだ緩やかな集落の段階にありました。その後、エジプトもナイル川の定期的な増水を利用した高度な灌漑農業を発達させ、巨大なピラミッドや独自の文字(ヒエログリフ)を生み出す偉大な文明へと急成長を遂げます。

一見すると似たような時代に発展したように思えるふたつの古代文明ですが、そのスタートラインには2000年という大きな時代の開きが存在していたのです。

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