エジプトとイギリス支配の歴史

19世紀後半、エジプトは財政難からヨーロッパ諸国への多額の債務を抱えていました。1882年、国内で起きたオラービー革命を契機に、イギリスは自国やヨーロッパ人債権者の利権を守るという口実でアレクサンドリアに軍隊を上陸させました。

これをきっかけにイギリスによるエジプトの軍事占領が始まり、エジプトは実質的な植民地状態に置かれることになります。ただし、国際法上はすぐにイギリスの領土となったわけではなく、当初は名目上オスマン帝国の主権下という複雑な情勢が維持されていました。

その後、1914年の第一次世界大戦勃発に伴い正式な保護国となり、1922年には形式的な独立を果たしました。しかし、軍事や外交の実権は長らくイギリス側に握られ続け、完全な主権を取り戻すまでには長い道のりを要しました。

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