TikTokの利用制限、世界に広がる動き

最近、TikTokの利用を政府が制限する国が増えています。特に政府機関が所有・支給するスマートフォンやタブレットでの使用禁止が相次いでいます。

2023年に入り、ベルギー、イギリス、カナダなど複数の国が、政府職員の使用端末からTikTokの利用を排除する方針を打ち出しました。その背景には、ユーザーの個人情報が中国本社に管理されているという懸念があります。中国政府がデータにアクセスできるのではないか、という警戒感から、国家安全保障上のリスクが指摘されているのです。

たとえば、カナダ政府は2023年4月、連邦政府の職員が公的に支給された機器でTikTokを使うことを全面的に禁止。イギリスも同様に、官公庁の端末でのインストールや使用を禁じました。ベルギーでは、議会関係者や政府職員向けにセキュリティ上の警告が発令され、アプリの削除が呼びかけられました。

これらの措置は、個人情報の取り扱いや国家安全保障に対する意識の高まりを反映しています。ただ、一般市民への利用禁止にまでは至っておらず、現時点では主に公的機関の内部規制にとどまっています。

今後も、TikTokをめぐる国際的な対応は注目されます。各政府は、デジタル時代の自由と安全のバランスを模索しながら、より厳格なルール作りを進める可能性があります。

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