ノルウェーの極夜はいつ?本当の明るさとは
「極夜」と聞くと、24時間真っ暗な世界を想像しがちですが、実はそうではありません。ノルウェーの北極圏では、毎年冬になると太陽が地平線の下に沈みきり、長期間昇らない時期が訪れます。これを「極夜」と呼びます。
その時期は、緯度によって異なります。例えば、ノルウェー北部の町であるトロムソでは、11月下旬から1月中旬にかけて極夜が続きます。もっと北にあるロフォーテン諸島の一部では、12月に2週間から1カ月ほど太陽が顔を出さない日が続きます。
しかし、驚くべきことに、真っ暗なままではなく、1日3〜4時間は薄明るい時間があります。これは「薄明り」と呼ばれる現象で、太陽が地平線近くまで上がるものの、完全に昇らないため、空が青みがかったり、オレンジ色に染まったりするのです。まるで永遠に続く夕暮れのような美しい光景が広がります。
この時期のノルウェーでは、クリスマスの街明かりやオーロラの神秘的な光に包まれ、幻想的な雰囲気を楽しめます。また、極夜を利用して、ノルウェーを代表するクルーズ「フッティルーテン(hurtigruten.jp)」では、冬の海岸線をゆっくりと旅しながら、この珍しい自然現象を間近に体験できる人気の航路も運航されています。
極夜=完全な暗闇、ではなく、静けさと美しさが交差する特別な時間。それが、ノルウェーの冬なのです。
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